コラム

2020.11.20

フランス食の町リヨンで 堪能した忘れられない魚と肉料理

フランスの南東部にある食の町リヨン。ここは、旧市街が世界遺産に登録されています。今号の表紙、フルヴィェールの丘の上に建つノートルダム大聖堂からの眺めは最高です。
また、リヨンは、ミシュランで星をもらっているレストランがたくさんあることでも有名ですが、気軽にレストランの雰囲気と味を楽しめる「ブフォン」こそ知る人ぞ知る美食のスポット。そこで食べたのが地元のお魚を使った「すり身料理」。この味が忘れられません。日本人にもなじみの魚のすり身を、フレンチの味付けで食べるのは格別です。
もう一つ忘れられないのがリヨンの美術館にあるレストランで食べた「タルタルステーキ」です。実はこれ、ステーキの上にタルタルソースがかかったものではなく、ハンバーグをこねて油で揚げる前の状態、すなわち生肉!
韓国料理のユッケと同じ状態の料理です。香草やオイルが混ざった、えもいわれぬおいしさです。ただし、この料理、日本では禁止されている生肉料理です。